監督記者会見COACH INTERVIEW

総括
立ち上がりからリズムよく入ることが出来ましたが、途中から相手のプレスも強まり、逃げ腰になってしまいました。飲水タイム後から前半終了までの時間を無駄にしてしまったことが今日の試合結果を左右したと思います。
後半に入りシステム・選手を変え、ゴールを目指しましたが、1点が遠かった。「惜しい」ではなく、決め切る力が欲しいですし、強いて言えば、惜しいと言えるほどのチャンスもありませんでした。ゴール前での課題を大きく感じた試合でした。次の試合に繋げるためには、大きく改善していかなければなりません。

–相手のプレスに対する課題が出た試合でした。今後、具体的にどのような点を改善しなければならないでしょうか

ベタな答えですが、怖がっていた印象でした。実際に、相手のかけてきたプレッシャーはボールホルダーのみでしたし、連動性というものはあまり感じませんでした。
プレッシャーに対するサポートが入れば、自信を持ってボールを動かすことができると思いますし、後半に実証できたと思います。
メンタル的な要素が非常に大きいと感じていますし、相手プレスをかいくぐるトレーニングは積んできました。なかなか実践の中で効果的に発揮できなかったので継続していく必要性を感じています。

–後半開始から矢形選手を投入した狙いを教えてください

後半に入り、後ろを3枚にして、矢形を右サイドに置くことで有効なサイド突破を狙いました。彼女の良さを生かせるシーンは多々ありましたが、最終的にゴールへ近づくためには前線や中央でのプレー回数を増やしていく必要があると思います。

–次節への意気込みをお願いします

チームが引き分けという結果をどう受け止めるか。私自身は本当に悔しくて、負けに等しいと思っています。
実際は、選手たちが本気でそう感じて次に向かって取り組まないと意味がありません。「何となくボールを支配できて、負けなくてよかったね。」という雰囲気は一掃し、次節に向かってトレーニングを重ねていきたいと思います。

MF 11番 長野風花選手

引き分けに終わった試合について
絶対に勝ち点3を取らなければならない大事な試合で、開幕戦同様にチャンスを決めきれず90分終わってしまいました。
悔しいというより、非常に危機感を持っています。

–試合で感じた攻撃面の課題について教えてください

中間ポジションを取って、高い位置でボールを保持した攻撃を展開しないとゴールは遠く、シュートチャンスが少ない試合となってしまいました。前を向いたプレーや強引な仕掛けなど、そのような姿勢が大事になってくると思いますし、まだまだ足りていない印象です。

–前節のS広島R戦同様、飲水タイム後の攻め込まれる時間が続きました

相手が前からのプレッシャーを強めてきたことに慌ててしまいました。しっかりと相手を見てプレーすれば、立ち位置やダイレクトパスなど、シンプルにかわすことができると思います。プレー選択の質を高めていかないと同じことの繰り返しとなってしまうと2試合を通じて感じました。

–次節への意気込み

今日の試合は、負けたも同然の内容になってしまいましたが、次の試合で必ず勝ち点3を得るために、もっと攻撃の質を高めていく必要があると思います。シュートチャンスに持ち込むアイディアやゴール前での強引さを出して、とにかく勝利を手にするためにチームとして取り組んでいきたいと思います。

FW 27番 矢形海優選手

試合を振り返って
悔しい気持ちでいっぱいです。チームとしてチャンスは何度が作ることができたと思いますが、最後の場面で決め切ることができませんでした。相手のペースで進む時間帯もありましたが、チーム全員で守り抜くことができた点はプラスに捉えたいと思います。“得点力”という課題が残ってしまった試合になりました。

–得点を決めきれない課題について、どのような部分が要因でしょうか

ゴール前でのラストパスの質や泥臭さが足りないと思います。

–次節への意気込み

無失点というところは継続していきたいです。ゴール前でのクオリティーを高めて、アイディアを増やしていきたいと思います。