
2025/26シーズンもいよいよ最終節を迎える。マイナビ仙台レディースは、勝ち点を34まで積み上げ、現在5位。シーズン当初に目標としていた「3位以内」は叶わなかったが、1節を残して現在4位のサンフレッチェ広島レジーナとは「勝ち点差1」と4位の可能性を残している。「5位以上は決めたが、上を目指そう」と須永純監督。S広島Rの結果にも左右されるが、マイナビ仙台は今節のちふれASエルフェン埼玉戦で勝ち点3を積み上げ、他会場の結果を待ちたい。

ウインターブレイク明けは思うように勝ち点を積み上げることはできなかったが、シーズン終盤に向けて、内容を伴った結果が現れるようになった。第19節・I神戸戦では1-2と敗れはしたものの、「意図した攻撃」を示すことができた。「ボールを支配して、ゴール近くまで行くということを最後まで勇敢に続けていくこと」と、須永監督は相手がどこであってもその姿勢を貫こうと選手たちに呼びかけた。続く第20節・浦和戦は1-0の勝利。WEリーグ発足時から浦和を相手に“シーズンダブル”を達成したクラブは他にない。強豪相手でも、自分たちの力でゴールを奪う姿を示した。組織的なプレーを展開するAC長野との前節も、コーナーキックからゴールをこじ開けた。今季のインテンシティの高さや積み上げてきた戦術は、確実にチームの勝ち点につながっている。須永監督は常に「我々は、昨季最下位のチーム」と意識させながら、「結果に一喜一憂しないこと」や謙虚さをチームに植えつけた。一方で、そこから這い上がるというリバウンドメンタリティーも芽生えさせた。年齢や経歴の異なる選手たちが、マイナビ仙台レディースという1つの塊となって2025/26シーズンを駆け抜けてきた。

今シーズン限りで、プロサッカー選手としての日々にピリオドを打つ選手がいる。DF坂井優紀選手、DF國武愛美選手、そしてFW後藤三知選手だ。「今年のチームで戦えるのもこれが最後。その実感はまだないけれど、試合に出る選手も、出ない選手も全員で喜べるように。出る選手は他の選手の思いも背負って、本当に頑張らなければいけない。結果にこだわる」と彼女たちと走り続けてきた西野朱音選手は意気込む。引退を決めた彼女たちもまた、最後のピッチを力強く目指し続ける。晴れやかな一戦となることを、心から願っている。
マイナビ仙台レディースとしては、これまでWEリーグ最高順位となった2022-23シーズンの4位に並ぶ結果を出すことができるか。いざ3連勝へ。ホーム・ユアテックスタジアム仙台に集結する全ての力を1つにして、最高の瞬間だけを目指す。