
可能性がある限り、諦めない姿勢を貫く。WEリーグクラシエカップのグループステージもいよいよ最終節となった。各グループの1位と、2位の内で成績上位の1チームがノックアウトステージへと進出するというこの大会において、現在マイナビ仙台レディースはグループBで勝ち点9の3位。勝ち点差2で首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザを、勝ち点差1でジェフ千葉レディースを追いかける。1位でのグループステージ通過は厳しい状況だが、まだ次のステージへの可能性は残されている。「絶対90分で勝つというところへ全員が焦点を当てる」とDF西野朱音選手が話す通り、求めるのは勝ち点3のみ。2位でより良い成績を求める上では、勝ち点に加えて得失点差も重要なため、より多く得点を重ねる必要がある。

第5節・千葉L戦では互いに譲らぬ展開の中、チャンスを作ったもののネットを揺らすことができず0-0で90分の戦いが終了。PK戦で敗れる結果となった。須永純監督は「アタッキングサードの精度」を課題として上げている。最後方からチームを見渡すキャプテンGK清水栞選手は「崩すところやシュートまで持ち込む力は試合を重ねる毎に増している。でもリーグトップ3のチームとの違いは、それを決め切る力があるかどうか。シュートを打つ時にもっと決めたいという欲を出して100%で打ち込めるかどうか」と分析する。カップ戦では第3節以降、90分の中でネットを揺らすことができていない。ゴール前での正確性とどん欲さを最も表現できるのは誰か、注目していきたい。

頼もしいレフティーの復活も嬉しいニュースだ。左前十字じん帯断裂、外側半月板損傷の大けがから10ヶ月ぶりに公式戦復帰となったDF佐々木里緒選手。「たくさんの方に支えられ、いろいろなことを乗り越えてここまで来ることができた」。タフなリハビリもFW廣澤真穂選手と共に励まし合って取り組み、けがをする前より強くなって戦いの舞台へ帰って来た。佐々木里緒にしかない「正確無比の左足」。ここからの逆襲に大きな期待が懸かる。
グループステージ突破へ。そして、その先の成長へ。マイナビ仙台レディースはホームの声援を受けて全力で勝利をつかみに行く。人事を尽くして天命を待つ。