マッチデープレス vol.03

試合に向けてのコメント

須永純監督

須永純監督

 「新潟L戦の後もそうでしたが、勝利した試合の後、選手たちはある程度の自信を持ってグラウンドに来てくれていると思っています。前節勝って終わった、ではなく、もっとやらなければという意欲を感じます。S広島Rも良い相手だということはわかっていますし、自分たちが浦和戦の勝利で何かを得たわけでもないです。やることをやらなければ、またやられてしまうという危機感はありながらも、今自分たちがやっていることは間違っていないと信じて進めています。
 S広島Rは、監督は変わっていても、クラブとして非常にしっかりしている。やり方は変えず、コンセプトを持っているチームだと考えています。少しサッカーの部分は変わっている部分はありますが、核となる選手は変わらず、要所に良い選手がいるので、そこは気をつけなければいけません。左サイドの中嶋淑乃選手、真ん中の上野真実選手。その2人で攻撃の前進を行い、得点を決めているので、一番気をつけなければいけないと考えています。
 サポーターは本当に喜び合う瞬間を待ってくれているので、今シーズンは1つでも本当に多く浦和戦のような感情の入ったゲームをしていきたい。サポーターの皆さんの応援も力になっていますし、勝つことでチームに関わるみんながだんだん一つになっていくのを感じました。勝利って美しいなと思いますし、それによっていろんなものが肯定されていくこともある。1つでも多く勝利していきたいです」

24 MF 遠藤ゆめ選手

24 MF 遠藤ゆめ選手

 「浦和戦は最高の1日でしたが、少し悔しい気持ちも残っています。良かったのは、まずホームで勝てたというところ。試合に出ていない人も含めて、全員で戦い抜いて勝ったというところ。首位の相手にあそこまで走って、全員で守りきれたっていうところが大きかったかなと思います。相手は強かったですが、特に中盤の選手がしっかりと球際で行ってくれたので、プレーしやすかったです。個人的にはゴールが決められなかったことは悔しかったです。
 S広島R戦は、入りのところで自分たちでペースをつかみたい。先制点を取って追加点というところは、前回から継続していくところです。S広島Rもフィジカルが優れている選手や上手な選手が多いと思います。私たちも強度と球際というところでは、1人1人が目の前の相手に負けずに戦っていきたいです。ゴールを決めて、3連勝を目指します」

37 MF 石坂咲樹選手

37 MF 石坂咲樹選手

 「浦和戦は全員がチームのために走っていたので、私も勝つためにがんばろうという思いでプレーしていました。2点目のクロスはその前の奪い方も良かったです。練習でもああいう形がありました。私の武器は攻撃で上がっていくというところなので、そういう形を狙っていました。新潟L戦でも同じようなシーンであり、その時はクロスを上げきれなかったですが、浦和戦の時は、『(遠藤)ゆめならここに出してくれて、(太田)萌咲ならここに入ってくるかな』という形のイメージできていました。ゴール前では(津田)愛乃音とヤカさん(矢形海優選手)が、本当にボールを出したいスペースに走ってきてくれたので、上手くいって良かったです。
 S広島R戦に向けて、やるべきことはこれまでと変わらないです。ホームでサポーターの方々の応援がたくさんあり、雰囲気もすごくいいので、それを味方につけながら戦いたい。球際で戦うところ、続けてきたことをしっかり試合で出していきたい。3連勝は意識しますが、毎試合勝つという思いを持って、成長していくだけだけだと思っています。昨季、最下位だった私たちは上を目指してやっていくだけなので、目の前の1試合に向けてしっかり準備していきたいと思います」