XF CUP 2021 第3回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)報告

こんにちは!

ユース監督の小川です!

ユースは8月2日~9日まで群馬県前橋市で開催されたXF CUPに東北代表として参加致しました。

皆様のご声援のおかげで、アカデミー史上初の全国大会準優勝という結果を残すことができました!

日頃から、アカデミー活動へのご理解やご協力を頂き、誠にありがとうございます。

既にクラブ公式リリースで大会結果をお知らせしておりますが、改めて現場レベルでの詳細をお伝えできればと思います!

 

GS第1節vs清水FC女子 14対0○

全国大会初戦。緊張があることは日頃から予測しており、緊張をどうコントロールするのかを取り組んでいたので試合開始早々から得点と積み重ねることができた。GSはリーグ戦なので、得点となるべく多く取ることも考えていただけに、前半11得点に対して後半3点は課題が残り、大量得点とはいえ次節に向けて油断できない状況は更に高まった。

GS第2節vsジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18 1対1△

関東の強豪であり、第1回大会優勝のジェフ。公式戦では初めての対戦となったが、ある程度相手のスタイルは共有していた。前半開始早々、ビルドアップ中のボールを失いそのままショートカウンターで失点。この失点に関しては選手だけでなく、スタッフとしてもW-upからの雰囲気や流れが試合に影響することがあると再認識した。失点後は主導権を握りながらゴールへ向かうことは出来ていた中で、なんとか同点に追いついたが、前半のうちに追い越しておきたかった。後半は相手のボールの動かし方が変わり、守備で主導権を握ることが出来ずに前半とは真逆の展開か続いた。その中でも全員で粘り強く戦い、苦しい試合でも後半に失点しなかったことは今後の試合への成果と自信へ繋がった。

 

GS第3節vs三菱重工浦和レッズレディースユース2対0○

関東第1代表で年代別代表選手が多く在籍するレッズとの一戦。何としてでも、自力でGS首位突破をする為に、チーム全員で勝利することを念頭に置き試合に挑んだ。全国最高レベルの「個」の能力を封じるかを考えた時に、相手を良さを消すのに一番の策は自分たちの良さを出すこと。自分たちが取り組んできた、攻守において主導権を握り、攻守にあいて自らアクションし続けることを継続出来れば勝利出来る自信はあった。一進一退の試合展開が続いたが、選手たちが練習の成果発揮の為にたくさんチャレンジしているプレーをみて、失点する気はしなかった。その中で、選手の個性を活かしたプレーから2得点出来たのは素直に嬉しかったし、選手たちも大きな自信となったと思う。練習の中ではある程度のプレーモデルの提示はしているものの、選手がその場で感じて判断して共有することを奪わないようにすることは常に心掛けている。2得点とも起点になった3年貝尾千夏は日頃から自分の武器を見失わずにコツコツとドリブルの練習を続けてきた。1点目のドリブルからの2年佐々木未唯へのラストパスの精度、タイミングは決して簡単なプレーではない。最後まで相手のステップに目線を置き、相手が対応しづらいタイミングでの利き足とは逆足でのパス。全て練習の成果が詰まった得点だった。2得点目の股抜きからのクロスをあげるタイミングも確実に得点する為に考え抜かれたプレーで成長を感じた。

全国屈指の強豪2チームがいるGSで首位突破は東北の力を示すきっかけとなった。

 

準々決勝戦vs1FC川越水上公園メニーナ 1対0○

正直、今大会で試合内容として1番苦戦した試合だった。1FCの素晴らしい個の技術やハードワークに対して後手になるプレーが多く、1対1での球際で負けやコミュニケーションをとることも出来ないまま前半が終わった。ハーフタイムでは今大会初めて作戦ボードを使わなかった。自分たちの目指すサッカーは?そのためには何が必要?この試合では何にチャレンジして、試合後にはどうなっていたいのか。連戦で疲労があるのは分かっているが、それは相手も同じ。後半は自分たちのペースにできる時間帯が増え、ゴールへ向かうチャレンジするプレーから決勝点をとることができた。この様な自分たちが思うようにプレーが出来ない試合でも、得点をすることや勝ち切ることは大会で上位を目指す為に必ず必要な力。よく踏ん張った。選手やチームが成長する為のきっかけを多く与えてくれた試合だった。それにしても、2年佐々木未唯は今大会素晴らしい活躍。パワーがある中でもシュート技術はチーム内でも高いレベルにある。それと、3年猪瀨結子の攻守における献身的なプレーはチームにとってこれ以上ないパワーとなり、我々スタッフが観てきた中でも圧巻のパフォーマンスを披露してくれた。

準決勝vs横須賀シーガルズJOY 1対0○

第1回大会で引き分けた相手だが、だからこそ勝つとかではなく、あくまでも自分たちに矢印を向けて今の自分たちを最大限披露することを共有して試合へ挑んだ。レッズ戦で2年大曽根由乃は負傷して今大会の出場は不可となった中で、順々決勝からメンバーを入れ替えた。やはり、3年生の安定感は素晴らしい。大会初戦以降、準々決勝まではスタメンを外れていた3年諏訪ゆいかはメンタル面でも自分を維持するのが難しい状況だったと思うが、試合に出ていない時も周囲へ気を配り、チームの為に動いてくれたり仲間たちと共に勝利するために最高の準備をしてくれた。その中で、準決勝ではスタメンとして、最高のパフォーマンスを披露してくれた。ビルドアップを苦手としているが、大会を通じての成長やメンタルの強さ、高さを活かしたヘディングなどチームの中心として活躍した。同じくCBを務めた3年経徳遥香、CMFを務めた3年大髙心、GKの3年阿部ほのかは普段からも仲が良く、試合を観ていて安心感が素晴らしかった。そして、この試合でチーム成長へ大きなきっかけとなったのがキャプテン3年宗形みなみが得点したこと。大会初戦以降、得点がなかっただけに、本人も自分のプレーに納得いっていない様子だった。そのメンタルの中でも、武器となるキックで得点したことは本人が上手くいかない時も粘り強くプレーし続けた証だと思う。試合終盤に出場した、3年鎌田くるみはクロスボールからの得点感覚に優れている選手。日頃から仲の良い3年石坂咲樹の素晴らしい運動量と技術から丁寧にクロスを受けたか、少し合わずに得点とはならなかった。だが、短時間でも自分の良さを出して得点チャンスをつくる3年生のプレーにはとても嬉しく感じた。

決勝戦vsJFAアカデミー福島 0対0△(PK:3対5●)

第2回大会優勝チームであり、東北出身選手も在籍するアカデミーとの対戦。徹底された技術、フィジカルの強さ、サッカー理解度の高さがやはり素晴らしいチームだった。ボールを保持される時間が多くなることは予測していただ、その中でもリアクションではなく、ボールを奪いに行ける状況を自ら作り出していくこと。攻撃に関してもプレッシャーを恐れずにボールを前進させてボールへ向かうことを忘れない事を共有して挑んだ。互いにボールを保持しながらゴールへ向かうスタイルは同じかと感じたが、その為の手段や考え、技術発揮などには違いがあり、サッカーの面白さを感じながら試合を観ていた。安定した守備から攻撃へ移り何度かチャンスは作ったものの無得点で70分が終了。PKでは練習からPKストップを披露していた3年横山日向佳を起用した。今大会、出場は初戦の後半のみだったがこのPK戦での出場も自ら掴んだチャンスだった。結果は敗戦となったが、3年生を中心に本当に良く戦って素晴らしいプレーを披露してくれた。

大会前、正直守備面での課題を感じていた。だが、今大会で関係者と話をする際にまず第一に守備のプレーを称賛していただくことがほとんどだった。安定間、良いバランス、前線からのプレッシングなど普段ずっと指導している中で気づかなかったことや、客観的なチーム、個人分析をしていただき指導者としてもとても勉強になった大会だった。今大会参加したの選手26名の各選手が自分の役割を徹底してくれ、ベンチ入りできない選手も3年阿部暖実(怪我のため)を中心をして、全力でチームの一員としての役割を果たしてくれた。まだまだシーズン途中だが、本当に選手たち全員を称えたいと感じた。チーム全員で参加させていただいたクラブへの感謝と全員で参加して本当に良かった思いもあり、そして保護者の方々などからも大会期間中に多くのご声援をいただきありがとうございました。。このような状況でも選手を後押しして大会へ参加させていただいたこと、そして大きな経験をさせていただいたことは選手たちにとって大きな財産です。

大会MIP:宗形みなみ(3年)

大会得点女王:佐々木未唯(2年)

U-18女子サッカーファイナルズでは本当の高校生年代日本一を決める大舞台。

素晴らしいスタジアムで素晴らしいチームが優勝することをまた皆様にご報告出来ればと思います。

長々とすみません。

引き続き、マイナビ仙台レディースユースを宜しくお願い致します!